パパも積極的に育児参加できる社会をつくっていこうと、近年は男性社員の育児休暇取得に注目が集まっています。実際、2021年度の男性の育児休暇取得率は13.97%(※厚生労働省調べ)で、過去最高を記録。育児休暇を取る男性が増えていることは喜ばしいことです。しかし、この数値を見てどのような印象を受けたでしょうか?
「低くない!?」と思った方も多いのでは?
事実、欧米諸国と比較すると日本の取得率はかなり低めです。キャリア形成におけるハンデや、周りの人に迷惑を掛けられないという気持ちなど、いろいろな事情で気軽には取れない人がいることも嘘ではないでしょう。では、日本事務処理サービスはどうなのか? そこで今回は、つい最近まで育児休暇を取っていたパパ社員に話を聞いてみました。育児休暇を取るにあたり良かった点やそうでない点、復帰後の状況などについて本音で答えてもらいました。
プロフィール
矢澤 哲也(27歳)
アイアンマンやスパイダ―マンが活躍するMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の大ファン。最近は子育てに忙しくしているため、新作チェックできないのがちょっとした悩み。
育児休暇に向けて準備はしっかりとおこなった
-いつごろから育児休暇を取ったのですか?
昨年度に、約9か月間ですね。
-なぜ、取得しようと思ったのですか?
きっかけは妻に「取ってほしい」とお願いされたことです。でもわたしも子育ての大変さを妻と共有しておきたいという気持ちというのもありましたし、何よりも子どもの成長を近くで見たかったから、妻に言われなくても取っていたと思います。
-育児休暇を取得することに抵抗はありましたか?
抵抗と言うか、呵責的なものがありました。社内研修を終えたばかりの後輩の教育をしていた時期だったので、「いま休むことは無責任ではないだろうか?」といった葛藤ですね。
ですから、後輩が通常業務でつまずかないように、休みに入る前に業務ナレッジをつくり、何か困ることがあった際に見られるようにしました。それと、周囲の人に事情を説明してサポートもお願いしました。
また、ITをとりまく環境は日進月歩なので、戻ってきたときに浦島太郎状態になるのは少し怖かったかもしれません。でも、それはニュースサイトなどを毎日チェックして、トレンドに乗り遅れないように自分なりに努力していましたね。
育児休暇の延長を申請、会社は快諾してくれた
-育児休暇取得することを会社の誰に最初に話したのですか?
加藤マネージャーです。後輩を育てている最中だったため、会話の脳内シミュレーションを何度も行った上で臨んだのですが、それは杞憂でした。
「後のことは気にせず、心置きなく育児に集中して」と言われて、すんなり取得が決まりました。でも、冷静に考えれば社員想いの会社なので、断られることはまずないと思うんですけどね。
後で聞いた話ですが、わたしが受け持つプロジェクトや会社内部の人たちと話し合っていろいろと調整してくれたようで、本当に感謝しています。
-休暇中はどうでしたか?
育児だけに専念できるかというとそうではなかったですね。やはり、会社や仕事のことが気になってしまいますから。まあ、これはわたしの性格もあるので仕方のないことですが。
ちなみに、育児休暇の期間は当初6ヵ月だったんですが、妻の体調があまり良くなく、延長してもらったんですよ。そのときのほうが最初に申請したときよりもよっぽど緊張しましたね。でも、それも「大変だけどがんばってね」と逆に労ってもらって、つくづく「いい会社だなぁ、ありがたいな」って実感しました。
育児休暇取得による業務支障などは発生しなかった
-復帰後は順調ですか?
いまは、在宅ワークを中心にやらせてもらっています。10ヶ月間休んでいたので、その分プロジェクトも進んでおり、正直ついていけていないこともいくつかあります。でも、教育を担当していた後輩がいろいろ教えてくれたりしてます。休暇期間中に後輩が著しく成長していて、嬉しい反面、当時教育担当していた後輩から、逆に教えを乞う状況には複雑な思いがありますね(笑)
ただ、社員が長期で休んでも会社が回っていくということは証明できたので、この事例が今後育休を考えている人の背中を押してくれることは間違いないでしょう。
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