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24.07.03

キャリアのこと

名古屋でシステムエンジニアになるメリットや強みとは。当社が考えるSEの仕事。

システムエンジニアとはどんな仕事か、システムエンジニアになるメリットとは。こうした記事はネット上にたくさん存在しますが、一般的な内容のみおさえたものが多いため、今回は「名古屋(東海地方)」でシステムエンジニアになった場合の強みやメリットを、「当社の視点や立ち位置」からお伝えしていこうと思います。

システムエンジニアとはどういった仕事なのか。

一言でいえばシステムの設計、開発、テスト、運用・保守を行う仕事です。その中で当社が主に行っているのは、企業や自治体で働く方が業務で使用するシステムの開発です。

当社は、開発を行うチームと運用を行うチームで分かれていますが、上記すべての工程に関わっています。

システム開発は以下のような流れで行っています。

グランドデザイン

システム投資の方向性やシステムの構築・利用の計画を定めることです。

要件定義

顧客との会話を通して、どんなシステムを作りたいのか、業務フローの中でどういったところに問題点があるのかをヒアリングし、「こういうシステムを導入しましょう」、「こういうところを作り変えましょう」と決めていきます。ですが、この部分は一次請けの会社が行なっていることが多いため、当社ではたまに関われる程度です。

設計(基本設計・詳細設計)

次に設計です。設計は基本的にドキュメンテーションの作成をします。Excel、Word、PowerPointといったソフトを使ってシステムの概要を作成していきます。

プログラミング

プログラミング言語を用いてプログラムの作成を行っていきます。使用されるプログラミング言語は多岐にわたり、Java、C#、VB、.NET、Pythonなどや、JavaScript、HTML、CSS(マークアップ言語)などさまざまな言語を用いてシステムを作っていきます。

テスト

テストにもいろんなテストがあり、単体テスト、結合テスト、外部テスト、インターフェーステストなどのテストを行っていきます。テストを行う目的は、作ったプログラムが正常に動作するかの確認のためです。

保守・運用

実際にシステムが動きだした後は監視や障害対応をしたり、ヘルプデスク対応を行う必要があるものもあります。

まずは前提として、プログラミングスキルが必要なのは言うまでもありません。

また、設計書やテスト仕様書の作成をする際にはWord、Excel、PowerPointなどのソフトを操作するスキル(ドキュメンテーションスキル)、運用・保守ではネットワークやサーバー関連の知識が必要になってきます。さらに、実務を行う上での各種ソフトウェアやアプリケーションの操作スキルなど、幅広いスキルが求められる仕事です。

よくシステムエンジニアの仕事=プログラミングというイメージをお持ちの方もいますが、実際はそれだけではなく、設計から導入まで多岐にわたる仕事があります。そのため、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験に付随するような“IT業界に関わる全体的な知識”を要するのです。

もうひとつ。システムエンジニアになるために必要なものがあります。それは“専門職になる覚悟”です。常に学習して自身をアップデートしていかなくてはならない仕事のため、学習に興味がなかったり、情報に関心が持てない人では難しいのですが、専門職になる覚悟とやる気を持って臨めば、入社後研修やOJT、自己学習を経て実務に就けるようになっていけます。

システムエンジニアになるメリットや強み。

当社に限った話ではありませんが、まずひとつは今後も需要が拡大を続けるIT業界で、価値の高いスキルを身につけていくことで将来的にも安定したキャリアが築ける、という点です。いわゆる“手に職をつける”ということを指しており、極端なことをいえばレガシーな言語であっても活躍機会があるというのは、システムエンジニアならではじゃないでしょうか。

もうひとつは、環境に左右されることなく自身のキャリアを切り開くことができる点です。たとえば自身の配属や担当業務への関連性に限らず、積極的に自らの学習範囲を広げていくことによって、どれだけでもスキルアップが可能なのです。

これらはキャリア的にみたシステムエンジニアとしての強みといえるでしょう。

こちらも当社に限らず、東海地方という枠でいうとやはり「ものづくり」。特に自動車産業が盛んなエリアであるため、関連する製造業の会社が数多く存在します。そのため、生産プロセスの効率化であったり、品質管理や在庫管理であったり、スマートファクトリー、AIやIoTなどの分野において多種多様なニーズがあり、顧客ターゲットとなっています。

これに伴い、「システム開発がとても盛んに行われている=途切れることのないニーズ」という状況にあるのが、東海エリアにおけるシステムエンジニアの需要です。

先ほど上記したことと重複しますが、東海地方のものづくり系企業のニーズが大きいことがひとつ。

たとえば現場のIT化やDXにも見られたように、新しいことを取り入れる動きに応じていくため、需要としても右肩上がりが続いていくのだと考えています。

もうひとつ。現在の業務システム開発で1番多く使用されているのはJava、次いでC#や.netなどですが、レガシーなシステムもいまだに動いています。そしてこれらはメンテナンスや改修が必要なため、COBOLなどのレガシーな言語を使えるエンジニアの需要もあるため、仕事としてなくなることは考えがたいです。大袈裟に聞こえるかもしれませんが現場ベースの事実です。さらに、情報の移り変わりが早いIT業界では、現在の旬もあっという間に古くなっていきます。つまり、現在開発されているシステムもやがてレガシー化していくため、将来的にも「必要とされる人材」として重宝されるでしょう。

システムエンジニアの仕事はAIに置き換えられるのではないか。と言われたりもしますが、当社はそう思っていません。むしろAIを活用するためのデータ管理やデータ分析をしながら、システムエンジニアの生産性も上がっていくものと考えています。つまり、現在の“システムエンジニアの仕事のあり方”が時代に応じて変化するだろう。ということですね。

システムエンジニアを目指す上での注意点。

私たちのほかにも同業他社は数多く存在しますが、いったいどんな会社を選ぶべきかはとても重要なことです。またキャリアを積み上げていく上での注意点や、業界が抱えるジレンマなどについても簡単にご説明します。

たとえば、大手ホワイト企業勤めなのに不満を抱えながら働いている現場の人を見かけたりします。給料はそれなりに良くて、休日もしっかりしているにも関わらずです。

それはなぜかというと、自身が就職する際に「どういったキャリアパスを目指しているのかが明確でない」まま、とりあえず有名だから入社したパターン。すると、自分が思い描いていたイメージとかけ離れていた!なんてことがよくあります。

IT業界は建設業界と似ており、元請け、一次請け、二次請け、三次請けといったような構造になっています。基本的に要件定義などは元請けや一次請けの会社が行います。その先の設計、製造、テストなどはそれぞれを得意とする会社に振られる傾向にあるため、その会社の特性=入社後に仕事をする内容が決まってくるため、注意しなくてはなりません。

プログラミングがしたい!という方が大手SIerに入社した場合、2〜3年目以降は上流(ベンダーコントロール、人の管理、顧客折衝)などが中心になり、「全然プログラミングできない」となるわけです。逆に中小規模の当社を含めた同業他社では、設計以降の業務が中心になるので、「上流をメインにやりたい」といった人には合わない環境となってしまいます。

再度お伝えしますが、“自分が何をやりたいのか”をなるべく明確にしてから選考を受ける会社を検討した方がいい。ということを知っておいた方がいいでしょう。

先ほども言いましたが、ひとつは技術の移り変わりが非常にはやい業界のため、“常に学習する”ことを徹底していないと間違いなく取り残されてしまいます。だから一度身につけたら満足ではなく、継続的に学んでいく姿勢が重要になるということです。

もうひとつは他の記事でも度々お話しているように、ITスキルのみならずコミュニケーション力やリーダーシップなどのソフトスキルも求められるため、これらを高める努力もしていく必要があります。

いわゆるAI、ゲーム系、WEBサービス、SaaSなどがIT業界内でどうしても目立ちます。これからITエンジニアを目指す方にとっても、これらは華やかに見えたりするでしょう。プロダクトとして世に出て、多くのユーザーに利用されるであろう点は、たしかに魅力的に感じると思います。

ですが、名古屋のIT企業の多くはこうした分野系の企業ではないため、こうした分野で活躍したい方にとってはどうしても難しいエリアだという事実があります。かつ上記の華やかさとは違い、業務系と聞くと地味めなため、まずはこの点を留意しておかなくてはなりません。

ただ、上記分野と比較した上でのアドバンテージもあります。

ひとつは、上記分野に共通していえるのが「売れるかどうかわからないもの」だということ。出ては消え、出ては消えと競争のとても激しい分野です。これに対して私たち業務系は、前述のように引く手数多のニーズを有しているため、安定した供給が可能な事業です。

そしてもうひとつは、ユーザーへの貢献度の高さです。

たとえばスマホアプリをイメージしてみてください。エンドユーザーはどんな人で、どんな表情で、どういう気持ちでアプリを操作しているのかを開発側は見ることができません。

対して業務系の方はユーザーととても近いです。どこの会社の、どの部署の、どんな仕事をしている人がいつ使うのかが見えます。だから「この人がこの機能を使うのだろう」、「この人と会話したら細かい要望を拾えるだろう」というように、使う相手がしっかり見える仕事なのです。

もちろん、それぞれの分野で異なった特性や強み、魅力などがありますので、批判しているわけではありませんし、昨今の潮流として上記分野の目まぐるしい発展や勢いがあるのもたしかです。

ただ、それでも私たち日本事務処理サービスは、この仕事の社会貢献度の高さをやりがいに感じ、誇りに思っています。この記事をご覧になり、システムエンジニアについて興味を持っていただけたら嬉しいです!この東海エリアで、名古屋で、当社で!ともに頑張れる日が来るといいなと思います。

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