以前、当社ではこんな記事を公開しました。
これらのシステムエンジニア関連記事が好評ということで、今回も引き続きシステムエンジニアについて掘り下げていきます。ちなみに、学生の方や未経験のみなさまは、システムエンジニアの仕事についてどういったイメージをお持ちでしょうか?おそらく、何かしら想像している仕事像があるかと思います。
そこで今回は、システムエンジニアの「イメージされがちな姿」と「事実」を解説いきます。
[1] SEはカフェでスマートに仕事をしていそう
こちらは、残念ながら想像の通りにはいかず、基本的にできません。
なぜなら、私たちシステムエンジニアはお客様の大切なデータを取扱うため、情報セキュリティの観点から契約上、外への持ち出しは原則不可です。基本はオフィス、もしくはリモートワークといった限定的な場所になります。
[2] 黙々とパソコン作業をする仕事って感じ
実はそうではないのです。業務内容は“コーディングが全て”というわけではなく、いろいろな業務があります。さらにいえば、1人でプロジェクトを行うことは基本的にありませんので、実際には関係者の方とコミュニケーションを取ったり、打ち合わせをしながら連携し、協調し合いながら進めていく仕事です。
もちろん、ポジションや携わっている仕事内容によって、PCに黙々と向き合う時間の比率は異なりますが、ひたすら黙々とPC作業ばかりを行う仕事かどうかでいえば、それは100%違います。
[3] 英語や数学ができないときつそう
結論としては、学生時代に学んできた一般的なレベルであれば十分です。
システムエンジニアは、主に業務システムに関わるものなので、直接的な数学自体はそこまで必要ないのですが、論理的思考力が求められる場面が多いため、数学ができるに越したことはない、というのが正解かもしれません。
英語も同様です。英会話ができる必要はありませんが、リーディングドキュメントを見たりする機会があるので、そういう場面で英語を読み解く力が必要ではあります。ただ、どちらも触れる機会が多く自然と慣れてきますので、初めからできる必要はありません。
[4] SEになればSaaSを手掛けられると思っている
システムエンジニア=クライアントワークです。
お客様のニーズを汲み取り、業務系システムを作っていくのが私たちシステムエンジニアの仕事ですから、もしかすると稀にSaaSのようなの開発案件に携われることはあるかもしれませんが、主な仕事ではありません。
だから「私はSaaSがやりたい!」といった目的をお持ちの方は、アンマッチになってしまいます。
[5] 1人前になったらフルリモートでOK?
基本的に、できるかどうかと聞かれればできますし、当社としてもフル在宅をお願いするケースがあったりします。ただ、あくまでそこは“お客様の要望や案件に応じて異なる“というのが前提ですので、ご本人による完全自由な選択が可能ということではありません。
ちなみに、当社におけるリモートワークの考え方はハイブリッド型を推奨しています。
在宅の良さはありますが、同時に出社の良さもあるので、いい所取りをしながらパフォーマンスを高めてもらえるといいなと考えています。
[6] ITスキルはIT業界でしか使えなさそう
決してそんなことはありません。ITスキルを保有するIT人材は、横断的に多様な業界で活躍します。
たとえば、PCスキルひとつ取ってもそうです。通常、IT人材でない方はPC操作時にショートカットを使用した操作はあまりしないと思いますが、IT人材はショートカット操作を使いこなすため、事務処理などの操作スピードは格段に速いです。
また、DXの観点でも役に立ちます。近年では、ほとんどの企業で何かしらの社内システムを取り入れているので、そのシステムを中から見ることができるIT人材は重宝されます。
[7] 残業がめちゃくちゃ多そうなイメージ
働き方改革もあり、昔と比べると無理な残業はほとんどありません。
プロジェクトの繁忙期的なタイミングでは、どうしても残業が増えるときもありますが、一方で落ち着いているときは基本的に定時退社ができたり、職場全体としても「早く帰ろう」という雰囲気になっています。
ですので、仕事の状況や繁忙期、閑散期などの影響で残業が増減するというのは、他のどの業界にも同様のことがいえますので、IT業界に限った話ではありません。
[8] 勤務時の服装は自由?
私服OKの会社は増えています。当社としても特にスーツ限定にしているわけではありません。お客様の方からも、スーツ指定をされることはあまりありませんが、TPOをわきまえて常識の範囲内で、というのが前提です。たとえば、会議のある日はジャケットにシャツ、ネクタイを着用するなど、場をわきまえる必要性はあります。
というのも、私たちはクライアントワークですので、お客様や周りの人から見て奇抜に見えたり、個性を協調しすぎるような服装でなければ、TPOに合わせてカジュアルにするのは問題ないでしょう。
[9] SEは転職するとき、SEにスライドするしかない?
実際のところ、そういう人が多いという事実はあります。純粋にキャリアアップを見据えた、いわゆる即戦力採用です。ただ、それしかないかといわれるとそうではありません。先ほど述べたように、横断的に活躍できるスキルを持っているからです。もちろん、ご本人がSEとしてどのような経験をし、何を培ってきたのかにもよりますが、コミュニケーション力や課題解決力を活かして、営業職やコンサルティング職に移れたりもします。
あとは、別の分野に移る方もいます。たとえばSaaSなどのプロダクト、ゲーム開発、AIなどです。いずれにしても、この業界から転職する道も多様に開かれています。
さいごに
いかがでしたでしょうか?今回は、Q&A形式でシステムエンジニアのよくある想像と実際のところのギャップをご説明しました。この業界に入って来られる方が「思っていたのと違った!」とならないように、なるべく事実に即したお話をしてきましたが、実際には所属する会社の方針、お客様との契約内容などによって、一概に言えない部分もあると思いますので、あくまで「当社が考える、当社の視点」としてご理解いただけると嬉しいです。
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